“をかやま”の漢字の書き方と例文
語句割合
岡山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わづらはぬ先に不義ふぎ不孝ふかう天罰てんばつならんか此所まで來る道すがら種々の艱難かんなんあひ用の金をさへ失ひし其概略そのあらましを語らんに兩人が岡山をかやま立退たちのきしより陸路くがぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ばんもお總菜さうざいさけ退治たいぢた、北海道ほくかいだうさんである。ちやうけに岡山をかやまのきび團子だんごべたところで、咽喉のどつまらせるはふはない。これしかしながらたびこゝろであらう。——
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さて、どつちみち靜岡しづをかとほるには間違まちがひのない汽車きしやだから、ひとをしへけないでましたが、米原まいばら𢌞まはるのか、岡山をかやま眞直まつすぐか、自分じぶんたちのつた汽車きしや行方ゆくへらない、心細こゝろぼそさとつてはない。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)