“ろくでふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
六疊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……その玄關げんくわん六疊ろくでふの、みぎ𢌞まはえんにはに、物數寄ものずきせて六疊ろくでふ十疊じふでふつぎ八疊はちでふつゞいて八疊はちでふかは張出はりだしの欄干下らんかんしたを、茶船ちやぶね浩々かう/\ぎ、傳馬船てんま洋々やう/\としてうかぶ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……うか、とうもかへつておそろしくさむかつたので、いきなりちや六疊ろくでふはひつて、祖母そぼ行火あんくわすそはひつて、しりまでもぐると、祖母おばあさんが、むく/\ときて
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
にバケツをげながら、「あとは、たらひでも、どんぶりでも、……水瓶みづがめにまだある。」と、この二階にかいとゞいた、とおもふと、した座敷ざしき六疊ろくでふへ、ざあーとまばらに、すだれをみだして
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)