“れいげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
霊験77.4%
灵験6.5%
霊顕6.5%
霊巌3.2%
霊現3.2%
霊言3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
康頼 神をうたがってはいけません。熊野権現くまのごんげん霊験れいげんあらたかな神でございます。これまでかけたがんの一つとして成就じょうじゅしなかったのはありません。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
たとひ遠郷ゑんきやうむこよめにゆきて年をても鳥をしよくすれば必凶応あしきことあり、灵験れいげん煕々あきらかたる事此一を以て知るべし。されば遠郷ゑんきやう近邑きんいう信仰しんかうの人多し。
それがために、権現の霊顕れいげんに対してこれを疑うものはなかった。
天狗 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
目前の雲に視て、輝く霊巌れいげんの台に対し、さしうつむくまで、心衷しんちゅうに、恭礼黙拝したのである。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その大仙人は、さっきからひそかにあの霊現れいげんあらたかなる水晶をなでてて、占っていたんだ。ほら、水晶はこのとおりぼくの腰にぶら下っている袋の中にあるんだ。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
えて昭和しょうわねんはるいたり、彼女かのじょひとつの動機どうきから霊視れいしほかさら霊言れいげん現象げんしょうおこすことになり、本人ほんにんとはちがった人格じんかくがその口頭機関こうとうきかん占領せんりょうして自由自在じゆうじざい言語げんごはっするようになりました。