“ゆうこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
由己44.4%
優子11.1%
木綿子11.1%
幽古11.1%
幽子11.1%
悠乎11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのころの彼が、どんな身なりをし、どんな生活をして、世の暗黒を彷徨(さまよ)っていたかは、始終彼の祐筆(ゆうひつ)を勤めている大村由己(ゆうこ)だの松永貞徳の口や筆などからは、到底知るよしもないことである。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
優子(ゆうこ)不審(いぶか)しげに打(うち)まもりて八重(やへ)は何(なに)が氣(き)に障(さわ)つてか思(おも)ひもよらぬ怨(うら)み言(ごと)つもりて見(み)よかし何(なに)の隔(へだ)てゞ隱(かく)しだてをするものぞ母(かあ)さまにさへ申(まを)さぬことも遂(つ)ひに話(はな)さぬ時(とき)はなきを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
涙(なみだ)に袖(そで)の色(いろ)かはるまで同(おな)じ歎(なげ)きを別(べつ)に知(し)る主從(しうじう)の思(おも)ひさても果敢(はか)なし優子(ゆうこ)はいとゞ世(よ)を
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それでは鰻が火を起こしたわけじゃないかと、予が笑えば、木綿子(ゆうこ)までが人まねに高笑いをする。住宅の病気も今日はやや良好という日じゃ。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
子供を水へ落とさないように注意するのが最も重要な事件くらいのものじゃ。赤ん坊は心配はないが木綿子(ゆうこ)のおぼつかなく立って歩くのが秒時も目を離せない。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そこでの鼎坐(ていざ)はだいぶ長かった。小姓たちまでみな退けて、極く内輪(うちわ)の密談らしく思われた。ひとり許されていた連歌師の幽古(ゆうこ)のみが、頃をはかって、陰で茶筅(ちゃせん)の音をたてていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「幽古(ゆうこ)は、次におるか」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「出て行く代りに、幽子(ゆうこ)をつれて行きますよ」
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)
悠乎(ゆうこ)と読書に親しむことができたので、特に勉強の時間を定めて焦慮(あせ)ってやるという必要はなく苦痛を感じながら机に向かうというようなこともさらになかった。
わが中学時代の勉強法 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)