幽古ゆうこ)” の例文
そこでの鼎坐ていざはだいぶ長かった。小姓たちまでみな退けて、極く内輪うちわの密談らしく思われた。ひとり許されていた連歌師の幽古ゆうこのみが、頃をはかって、陰で茶筅ちゃせんの音をたてていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幽古ゆうこは、次におるか」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)