“まさこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
政子33.3%
雅子25.0%
優子8.3%
方子8.3%
正子8.3%
真佐子8.3%
誠子8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
槿むくげの花の咲いている竹籬たけがきに沿うて左に曲がると、正面に釈迦堂がある。頼家の仏果ぶっか円満を願うがために、母政子まさこの尼が建立こんりゅうしたものであると云う。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それから上野の自宅に、河村氏と一緒に啓介の母の雅子まさこ夫人を訪ねた。
二つの途 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「からかっちゃ困りますねぇ。なるほど、キレイだな。実業家河井栄一氏令嬢優子まさこ十九か。でも、あなたには遠く及ばない。」
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
方子まさこからの手紙)
方子と末起 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
正子まさこさんのせりふのおさらいだ」
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
今日も半円祠堂のまんなかの腰掛こしかけには崖邸の夫人真佐子まさこが豊かな身体からだつきをそびやかして、日光を胸で受止めていた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「——、おい誠子まさこ、さっきの茶に混ぜといた薬がやっと効いて来たようだぜ、二人ともぐっすりといい気持にねむってる、ふっふふふ」
火星の魔術師 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)