由己ゆうこ)” の例文
大風呂敷のたぐいではないか、などとも疑われたが、当の秀吉は、その数正を前にして、早や何か急用でも生じたとみえ、祐筆の大村由己ゆうこを招いて
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのころの彼が、どんな身なりをし、どんな生活をして、世の暗黒を彷徨さまよっていたかは、始終彼の祐筆ゆうひつを勤めている大村由己ゆうこだの松永貞徳の口や筆などからは、到底知るよしもないことである。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉は横を向いて、大村由己ゆうこと何かべつなはなしをしていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大村由己ゆうこがすぐやって来た。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
由己ゆうこ、茶を一ぷく」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
由己ゆうこ。はようせい」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)