“ほんゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
本位100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時そのときかれひとことかんがへる餘裕よゆううしなつて、こと/″\自己じこ本位ほんゐになつてゐた。今迄いままで忍耐にんたいわたつてた。これからは積極的せききよくてき人世觀じんせいくわんつくへなければならなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それもよるつてつかれた身體からだよこにし甘睡かんすゐおちいるまでの少時間せうじかん彼等かれらたがひけつがた思案しあん交換かうくわんするのであつた。從來これまで夫婦ふうふあひだいづれが本位ほんゐであるかわからぬほど勘次かんじには決斷けつだんちから缺乏けつばふしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)