“ぶんめいじん”の漢字の書き方と例文
語句割合
文明人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女かのぢよ多數たすう文明人ぶんめいじん共通きようつう迷信めいしん子供こどもときからつてゐた。けれども平生へいぜいその迷信めいしんまた多數たすう文明人ぶんめいじんおなやうに、遊戲的いうぎてきそとあらはれるだけんでゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ああ、なんでも単純たんじゅんかぎる。単純たんじゅんで、素朴そぼくなものは、きよらかだ。ちょうど、文明人ぶんめいじんより、原始人げんしじんのほうが、誠実せいじつで、感覚的かんかくてきで、能動的のうどうてきで、より人間にんげんらしいのとおなじだ。
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
彼等かれら複雜ふくざつ社會しやくわいわづらひたとともに、その社會しやくわい活動くわつどうから樣々さま/″\經驗けいけん直接ちよくせつれる機會きくわいを、自分じぶんふさいで仕舞しまつて、都會とくわいみながら、都會とくわい文明人ぶんめいじん特權とくけんてたやう結果けつくわ到着たうちやくした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)