“ひとりみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
独身74.5%
獨身9.1%
孤独5.5%
孤身3.6%
一人身1.8%
孤獨1.8%
独身者1.8%
獨身者1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誘惑したことか! ……では独身ひとりみとなったと知ると、同じような種類の若武士どもが、手を変え品を変え立ち代わり入り代わり!
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
美尾みをぐるめわたしあづかり、おまへさんは獨身ひとりみりて、官員くわんゐんさまのみにはかぎらず、草鞋わらじいてなりとも一かどはたらきをして、人並ひとなみごされるやうこゝろかけたがからうではいか
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ああ、孤独ひとりみ悲痛かなしさ
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
それもさうさ。一層いつそ君の様に一人身ひとりみなら、猶の事、気楽でいかも知れない」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一人身ひとりみになるさ」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
大膳はその一刹那に自分が独身者ひとりみであるのを大層幸福しあはせに思つた。——独身者ひとりみといふものは結構なもので、どんな聖母とでも、乞食とでも結婚する事が出来る。
おれはじつさい 獨身者ひとりみであつた。
蝶を夢む (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)