“エゴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:えご
語句割合
自我75.0%
孤独25.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
即ち主観とは「観念イデヤ」であって、自我の情意が欲求する最高のもの、それのみが真実であり実体であるところの、真の規範されたる自我エゴである。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
では自我エゴとは何だらうか。
宿命 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
そもそもまた、意識する自我エゴの本體は何だらうか? デカルトはこれを思惟の實體と言ひ、カントは認識の主辭だと言ひ、ベルグソンは記憶の純粹持續だと言ひ、シヨペンハウエルと佛教とは、意志の錯覺によつて生ずるところの、無明と煩惱の因縁いんねんだと言ふ。
宿命 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
「根本的に云へば、革命なんかを幾度繰り返してみたつて、少數の革命者が自我エゴの滿足をかひ得るだけで、人間全體は決してより善くも、より幸福にもなり得ないと僕は思ふね。——更に云ひ直せば、人間がどんなにあがいてみたつて、結局人生には永久にユウトピヤは來ないと云ふ事になるんだ。」
ハルピンの一夜 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
それが、彼が見たあんなけば/\しい空気の中にゐた頃と違つて、仔細な光りを放つて(彼に発見させて)嘗て彼が抱いた反感や、不安や、孤独エゴ感等を拭ひ去り、楚々たる明快な川瀬に達したかのやうな安らかさを覚えさせるのであつた。
小川の流れ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)