“はんおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反応66.7%
反應33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寧ろ混淆こんこうせられている。小説も出来る事なら、そんな風に二つの部分があらせたい。そしてその二つの部分の反応はんおう葛藤かっとう、調和を書くことにしたい。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
全身の筋肉が緊縮して、体は板のようになっていて、それが周囲のあらゆる微細な動揺に反応はんおうして、痙攣を起す。これは学術上の現症記事ではないから、一々の徴候は書かない。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今の文壇は、愚痴というものの外に、力の反応はんおうを見ることの出来ない程に萎弱いじゃくしているのだが、これなら何等の反感をも起さずに済むはずだ。純一はこんな事を考えながらさすの町を歩いて帰った。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
反応はんおうはどう見ても中性である。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
で、高等かうとうればしたがつてよりつよ勢力せいりよくもつて、實際じつさい反應はんおうするのです。貴方あなた醫者いしやでおゐでて、如何どうして那麼譯こんなわけがおわかりにならんです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
御覽ごらんなさい、世界せかいはじめから、今日こんにちいたるまで、益〻ます/\進歩しんぽしてくものは生存競爭せいぞんきやうさう疼痛とうつう感覺かんかく刺戟しげきたいする反應はんおうちからなどでせう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
れぢや基督ハリストスでもれいきませう、基督ハリストスいたり、微笑びせうしたり、かなしんだり、おこつたり、うれひしづんだりして、現實げんじつたいして反應はんおうしてゐたのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)