“とほり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
82.4%
通行3.9%
通衢3.9%
3.9%
街路2.0%
砥堀2.0%
2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふいとつて、「一所いつしよな。」で、とほりて、みぎ濱野屋はまのやで、御自分ごじぶん、めい/\に似合にあふやうにお見立みたくだすつたものであつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
通行とほり少き青森街道を、盛岡から北へ五里、北上川にけた船綱橋ふなたばしといふを渡つて六七町も行くと、若松の並木が途断えて見すぼらしい田舎町に入る。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
左に曲ると兩側の軒燈ともしび明るい眞砂町の通衢とほり、二町許りで、トある角に立つた新築の旅館の前まで來ると、渠は遽かに足を緩めて、十五六間が程を二三度行きつ戻りつして居たが
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『このとほりは僕等がアカシヤがいと呼ぶのだ。彼處に大きい煉瓦造りが見える。あれは五番館といふのだ。………奈何どうだ、氣に入らないかね?』
札幌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その間にワクーラは、いくつかの街路とほりを走り抜けたが、ちよつと一と息いれようとして立ちどまつた。⦅おれはいつたい何処へかう急いでるのだらう?⦆と、彼は考へた。
街路とほりのまんなかに一と塊りになつたディカーニカの女房連に混つてゐた
中川長昌ちょうしょうは祖父の実家の姓と同家の菩提所長昌寺より、桂鷺北ろほくは曾祖母の実家姫路市砥堀とほりの桂家と、その土地が白鷺城の北といういわれ、そして久米長目というのは
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
行き行きて車はこの小路の尽頭はづれを北に折れ、やや広きとほりでしを、わづかに走りて又西にり、その南側の半程なかほど箕輪みのわしるしたる軒燈のきラムプを掲げて、剡竹そぎだけを飾れる門構もんがまへの内に挽入ひきいれたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)