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てならひ
ふりがな文庫
“てならひ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
手習
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手習
(逆引き)
手習
(
てならひ
)
に行くと、よくいたづらつ子にいぢめられる。それも、師匠に云ひつければ、
後
(
あと
)
の
祟
(
たたり
)
が恐ろしい。そこで、涙をのみこんで、一生懸命に又、
草紙
(
さうし
)
をよごしに行く。
世之助の話
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その不思議といふは、昔より此逃入村の人
手習
(
てならひ
)
をすれば天満宮の
祟
(
たゝり
)
ありとて一村の人皆
無筆
(
むひつ
)
なり。
他郷
(
たきやう
)
に
身
(
み
)
を
寄
(
よせ
)
て手習すれば
祟
(
たゝり
)
なし。しかれども村にかへれば日を
追
(
おひ
)
て
字
(
じ
)
を
忘
(
わす
)
れ、
終
(
つひ
)
には無筆となる。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
わざと
知
(
し
)
らず
顏
(
がほ
)
つくりながらも
潮
(
さ
)
す
紅
(
くれなゐ
)
の
我
(
われ
)
しらず
掩
(
おほ
)
ふ
袖屏風
(
そでびやうぶ
)
にいとゞ
心
(
こゝろ
)
のうちあらはれて
今更
(
いまさら
)
泣
(
な
)
きたる
事
(
こと
)
もあり
人
(
ひと
)
みぬひまの
手習
(
てならひ
)
に
松澤
(
まつざは
)
たかとかいて
見
(
み
)
て
又
(
また
)
塗隱
(
ぬりかく
)
すあどけなさ
利發
(
りはつ
)
に
見
(
み
)
えても
未通女氣
(
おぼこぎ
)
なり
同
(
おな
)
じ
心
(
こゝろ
)
の
芳之助
(
よしのすけ
)
も
射
(
ゐ
)
る
矢
(
や
)
の
如
(
ごと
)
しと
口
(
くち
)
にはいへど
待
(
ま
)
つ
歳月
(
としつき
)
はわが
爲
(
ため
)
に
弦
(
ゆづる
)
たゆみしやうに
覺
(
おぼ
)
えて
明
(
あ
)
かし
暮
(
く
)
らす
程
(
ほど
)
のまどろかしさよ
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
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