“てなら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手習80.0%
手馴20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無理(むり)やりに、手習(てなら)いッ子(こ)に筆(ふで)を握(にぎ)らせるようにして、たった二行(ぎょう)の文(ふみ)ではあったが、いや応(おう)なしに書(か)かされた、ありがたく存(ぞん)じ候(そうろう)かしこの十一文字(もじ)が気(き)になるままに
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
私はこれから一生懸命(いつしやうけんめい)勉強(べんきやう)をしようと思つてゐます。私がこんど六十の手習(てなら)ひのやうな語學(ごがく)を初め出しましたのは、その第(だい)一歩(ぽ)のつもりなんです。私達は決して今のまゝで死(し)んではなりません。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
木綿袷(もめんあわせ)の條柄(しまがら)も分かぬまでに着古したるを後褰(しりからげ)にして、継々(つぎつぎ)の股引(ももひき)、泥塗(どろまぶれ)の脚絆(きゃはん)、煮染(にし)めたるばかりの風呂敷包(ふろしきづつみ)を斜めに背負い、手馴(てなら)したる白櫧(しらかし)の杖と一蓋(いっかい)の菅笠(すげがさ)とを膝(ひざ)の辺りに引寄せつ。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)