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手習
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てなら
ふりがな文庫
“
手習
(
てなら
)” の例文
今でも彼は、毎朝
営舎
(
えいしゃ
)
で目をさますと、まず
真先
(
まっさき
)
に
宮城
(
きゅうじょう
)
を
遥拝
(
ようはい
)
し、それから「未来の地下戦車長、岡部一郎」と、
手習
(
てなら
)
いをするのであった。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
見世物、
露店
(
ろてん
)
——
鰐口
(
わにぐち
)
の音がたえず聞こえた。ことに、
手習
(
てなら
)
いが上手になるようにと親がよく子供をつれて行くので、その日は毎年学校が休みになる。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
無理
(
むり
)
やりに、
手習
(
てなら
)
いッ
子
(
こ
)
に
筆
(
ふで
)
を
握
(
にぎ
)
らせるようにして、たった二
行
(
ぎょう
)
の
文
(
ふみ
)
ではあったが、いや
応
(
おう
)
なしに
書
(
か
)
かされた、ありがたく
存
(
ぞん
)
じ
候
(
そうろう
)
かしこの十一
文字
(
もじ
)
が
気
(
き
)
になるままに
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
私はこれから
一生懸命
(
いつしやうけんめい
)
勉強
(
べんきやう
)
をしようと思つてゐます。私がこんど六十の
手習
(
てなら
)
ひのやうな
語學
(
ごがく
)
を初め出しましたのは、その
第
(
だい
)
一
歩
(
ぽ
)
のつもりなんです。私達は決して今のまゝで
死
(
し
)
んではなりません。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
この十二文字を、彼は、古新聞の両面が、まっくろになるまで、
手習
(
てなら
)
いをするのである。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
一郎は、それから後も、ずっと、“未来の地下戦車長”の
手習
(
てなら
)
いをつづけていた。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“手習(手習い)”の解説
手習い(てならい)とは、毛筆で仮名や漢字を書く練習をすること。「手」とは手跡、すなわち筆跡のことである。
(出典:Wikipedia)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
習
常用漢字
小3
部首:⽻
11画
“手習”で始まる語句
手習子
手習机
手習草紙
手習師匠
手習児
手習傍輩
手習指南所