“てうづだらひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手水盥50.0%
洗手盥50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おつたは汗沁あせじみた手拭てぬぐひしきりにごし/\として首筋くびすぢのあたりから一たい幾度いくたびとなくぬぐつて手水盥てうづだらひみづへた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そらえたつき放棄はうきしてある手水盥てうづだらひのぞいてはひやゝかにわらうてる。彼等かれらあまりにひまどつてればつきはこつそりとくびかたむけてあひだからのぞいてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつたはひらいたまゝ洋傘かうもりくりそば仰向あふむけいてだまつて井戸端ゐどばたつて手水盥てうづだらひに一ぱいみづんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
私の直ぐ上は銀さんといふ兄貴で、この銀さんが洗手盥てうづだらひを使つた後では私はかほも洗へませんでした。