“だいところ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臺所50.0%
台所50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぞなし居たり感應院が食事しよくじ仕果しはてし頃を計り寶澤も油掃除あぶらさうぢなしはて臺所だいところへ入來り下男げなん倶々とも/″\食事をぞなしぬむねに一物ある寶澤が院主ゐんしゆの方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なしけるが新道の玄柳げんりう方にて調合てうがふなしもらはんと出行いでゆくていゆゑ素知そしらぬかほ臺所だいところ立戻たちもどりたり又彼の玄柳げんりうは毒藥のことを請合うけあひけれども針醫はりいの事なれば毒藥どくやくもとめんことかたしと思へば風藥かぜぐすりふく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「はてな。」とおもって、馬吉うまきちがこわごわはいして、二かいからそっとのぞいてみますと、おりからさしつきひかりで、さっきの山姥やまうばが、台所だいところのおかままえすわって、ひとごとをいっているのがえました。
山姥の話 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)