“たいへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泰平70.8%
太平20.8%
大平4.2%
奉平4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「アア、酒も好い、下物さかなも好い、お酌はお前だし、天下泰平たいへいという訳だな。アハハハハ。だがご馳走ちそうはこれっきりかナ。」
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此故このゆゑなまぐさにほひせて白粉おしろいかをりはな太平たいへい御代みよにては小説家せうせつか即ち文学者ぶんがくしやかず次第々々しだい/\増加ぞうかし、たひはなさともあれど、にしん北海ほつかい浜辺はまべ
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
「丸の内の大平たいへいビルまで」
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
今あの通り酒井さかいの人数が三田みたの薩州屋敷を焼払やきはらって居るが、れが何でもない事で天下奉平たいへい、安全の世の中になるまいものでもない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)