“おおだいら”の漢字の書き方と例文
語句割合
大平100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山道八丁を大平おおだいらと云う所まで登るのだが、平生なら臆病な僕の事だから、恐しくってたまらないところだけれども、一心不乱となると不思議なもので、こわいにも怖くないにも
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大平おおだいらから馬道下の嶮岨けんそな山の上には大木大石を集め、道路には大木を横たえ、急速には通行のできないようにして置いて、敵を間近に引き寄せてから、鉄砲で撃ち立て、大木大石を落としかけたら
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)