“たいかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
大海100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今川橋いまがはばしきは夜明よあかしの蕎麥掻そばがきをそめころいきほひは千きんおもきをひつさげて大海たいかいをもおどえつべく、かぎりのひとしたいておどろくもあれば、猪武者いのしゝむしやむか
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あの渺々びょうびょうたる、あの漫々まんまんたる、大海たいかいを日となく夜となく続けざまに石炭をいてがしてあるいても古往今来こんらい一匹も魚が上がっておらんところをもって推論すれば
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
東京とうきょうまちは、ひろいのでした。大海たいかいに、いしげたようなものです。ちいさな、一つのさかずきはこの繁華はんかな、わくがように、どよめきのこる都会とかいのどこにいったかしれたものではありません。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)