“おおあま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大海50.0%
大海人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天智は、不倫にも、その弟の大海おおあま人皇子の妻を奪った。そのために、ふたりは互に反目しあうことになったのである。これは、背信不徳の、はなはだしきものであった。
天智は、その子の大友おおとも皇子、のちの弘文こうぶんに天皇の位をゆずろうとして、皇太弟大海おおあま人は、その地位を去って僧侶とならざるをえなくさせた。そのやり方が陰険であった。
吉野上市かみいち井光いひかりとか、磐排分いわおしわけの子などという土人の酋長おさが、お従いしたものでございまするし、壬申じんしんの乱のみぎりには、吉野を出られました大海人おおあま皇子みこ、天武の帝でございまするが
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)