“大友”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおとも60.0%
だいとも40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天智は、その子の大友おおとも皇子、のちの弘文こうぶんに天皇の位をゆずろうとして、皇太弟大海おおあま人は、その地位を去って僧侶とならざるをえなくさせた。そのやり方が陰険であった。
透明怪人を、たったひとりで、尾行した子どもというのは、少年探偵団の副団長で、小林団長のかた腕と言われる、大友おおとも少年でした。大友ひさしという、中学二年生なのです。
透明怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
次に私は、岡本さん兄弟に紹介された「大友だいとも」のお多佳さんのことが想ひ出される。
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その広岡氏と博士とがある時祇園の大友だいともへ遊びに往つた。大学教授には二いろあつて、一いろは芸者を女中のやうに「お前」と呼びつけ、一いろはお嬢さんのやうに「あなた」と言つてゐる。