“すいゑん”の漢字の書き方と例文
語句割合
水煙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(その)鋭利(えいり)なる三尖衝角(さんせんしやうかく)は空(そら)に閃(きらめ)く電光(いなづま)の如(ごと)く賊船(ぞくせん)の右舷(うげん)に霹靂萬雷(へきれきばんらい)の響(ひゞき)あり、極惡無道(ごくあくむだう)の海蛇丸(かいだまる)は遂(つひ)に水煙(すいゑん)を揚(あ)げて海底(かいてい)に沒(ぼつ)し去(さ)つた。
甲板(かんぱん)は自然(しぜん)に閉(と)ぢ、水煙(すいゑん)空(そら)に飛(と)ぶよと見(み)えし、艇(てい)は忽然(こつぜん)波底(はてい)に沈(しづ)み、沈(しづ)んでは浮(うか)び、浮(うか)んでは沈(しづ)み、右(みぎ)に、左(ひだり)に、前(まへ)に、後(うしろ)に、神出鬼沒(しんしゆつきぼつ)の活動(くわつどう)は、げにや天魔(てんま)の業(わざ)かと疑(うたが)はるゝ
忽(たちま)ち見(み)る! 東雲(しのゝめ)の、遙(はる)か/\の海上(かいじやう)より、水煙(すいゑん)を揚(あ)げ、怒濤(どとう)を蹴(け)つて、驀直(まつしぐら)に駛(か)け來(く)る一艘(いつそう)の長艇(ちやうてい)あり、やゝ近(ちか)づいて見(み)ると、其(その)艇尾(ていび)には、曉風(げふふう)に飜(ひるがへ)る帝國軍艦旗(ていこくぐんかんき)! 見(み)るより