“じつじやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
實情100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
受出し置其上夫婦になすべしと僞言ぎげんを千太郎は現在げんざいの伯父の申事故實情じつじやうと心得店の有金の内五十兩取出し長庵へ相渡し兩三日過て千太郎は長庵たくまゐり小夜衣の事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それゆゑ政府せいふとしては財界ざいかい立直たてなほしめに財政ざいせい整理緊縮せいりきんしゆく國債こくさい整理せいりをなし他面ためん國民こくみんをして現在げんざい我國經濟界わがくにけいざいかい實情じつじやうつい充分じうぶん自覺じかくをなさしめしかしてきん解禁かいきん決行けつかうせんとしたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
なし候儀無念むねん止時やむときなく右人殺しの本人搜索たづね出し夫の惡名相雪あひそゝぎ申度心懸居がけをり候處私しもと住居麹町に於て懇意に仕つり候忠兵衞と申者頃日このごろ不※ふと私し方へまかこし種々しゆ/″\話しの手續きより忠兵衞申きかくれ候には先年札の辻の人殺しは村井長庵こそあやしけれと口走くちばしり候まゝなほ實情じつじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て拙僧よろしく御取持せん思しめしもあらばうけたまはらんと説法口せつぱふぐちべんに任せて思ふ樣にたばかりければ四人の者共は先頃さきごろよりの寺の動靜やうす如何樣かく有んと思へど誰もたくはへは無れど永代えいだいの家のかぶと無理にも金子調達てうだつ仕つらんそれには御實情じつじやうの處もうかゞひたしといふに心得たりと常樂院はおくおもぶき此由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)