“しんばうにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
辛抱人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人樣に辛抱人しんばうにんほめたのが今となりては面目めんぼくない二階へなりときくされつらみるのも忌々いま/\しいと口では言ど心では何か容子ようすの有事やと手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ひらき見るに今ではごく辛抱人しんばうにんになりし由當時丸龜まるがめにて江戸屋清兵衞と云ては立派りつぱ旅籠屋はたごやになりてくらし居るといふおもむきの手紙也依て漸々やう/\私しは安心なし夫より此來このかたたがひに書状の音信たよりして居たりしと話す所へお梅はおかんが出來ましたから一ツ御あがりなされましと湯豆腐ゆとうふなべとくり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平右衞門へいゑもんきゝそれ相應さうおう相談さうだんなり當人といふは我等われら同町どうちやう地主ぢぬし彌太郎方やたらうかたに勤居らるゝ又七と申者なり隨分ずゐぶん辛抱人しんばうにんにて主人しゆじん彌太郎やたらう事は最早もはや六十にもなれど一人も子なく金ばかり澤山ありて地面ぢめんは十三ヶ所も持居もちをり此人親分おやぶんとなるつもりなれば何事も氣遣きづかひなし先方せんぱう能々よく/\はなせし上明日御返事ごへんじいたすべしとて長兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)