“しよさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
所作80.0%
處作10.0%
処作5.0%
所做5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は、水盤に近づいて、その上に身をかゞめ、恰も彼女の水瓶を滿すやうな所作しよさをした。そしてそれを再び頭の上に載せた。
ちゝ仕業しわざはゝ處作しよさあね教育したても、悉皆しつかいあやまりのやうにおもはるれどふてかれぬものぞとあきらめればうらかなしきやうなさけなく、友朋輩ともほうばい變屈者へんくつもの意地いぢわるとざせどもおのづかしづこゝろそこよわこと
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
身代たたき骨になれば再び古巣への内儀かみさま姿すがた、どこやら素人しろうとよりは見よげに覚えて、これに染まらぬ子供もなし、秋は九月仁和賀にわかの頃の大路を見給へ、さりとはくも学びし露八ろはちが物真似、栄喜ゑいき処作しよさ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
可愛い孫の所做しよさがこんなにうるさいのだから、私はよほど孤独の食事が好きと見える。美女の給仕などをがうも要求しないのはむしろ先天的といはなければならない。
(新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)