“しょさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
所作98.6%
所為1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やりますが、自然の所作しょさは知りませんよ。生き生きと物すべて生きたいように生きている。乞食法師の知るところにあらずです」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文句がやや混入まじいっているためだろうか、言葉に力を入れすぎて所作しょさの方が軽く取扱われ、もっとも熱中する遊戯にはかえって黙演もくえんが多い。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
お源は亭主のこの所為しょさに気をのまれて黙って見ていたが山盛五六杯食って、未だめそうもないのであきれもし、可笑おかしくもなり
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
真蔵は直ぐ書斎に返ってお源の所為しょさに就て考がえたが判断が容易につかない。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)