“しょうしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瀟洒91.0%
樵者2.7%
潚洒1.8%
小社0.9%
廠舎0.9%
瀟灑0.9%
蕭洒0.9%
衝車0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直角的屈折を六回までもして「両己相背りょうこあいそむ」いている亜字には、瀟洒しょうしゃなところは微塵みじんもない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
瀟洒しょうしゃな建物には似合わぬ鉄門に、掲げてある小さい門標には「池谷控家」の四字が青銅の浮き彫りに刻みつけてあった。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
漁者ぎょしゃもあれば樵者しょうしゃもある、農工の人もあれば旅の巡礼もある、馬もある、駕籠かごもあろうというものです。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
秋風や酒肆しゅしうたふ漁者ぎょしゃ樵者しょうしゃ
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
そうした休戦日のある折だった。黒田官兵衛の陣所へ、半兵衛が遊びに来た。陣羽織に竹の杖を持ち、潚洒しょうしゃたる姿で、
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岸の、弓形の、その椰子の並木路を、二頭だての馬車や、一頭立の潚洒しょうしゃな軽い馬車が、しっきりなしに通っている。めずらしい自動車も通る。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それかあらぬか、同地どうち神明社内しんめいしゃないにはげん小桜神社こざくらじんじゃ通称つうしょう若宮様わかみやさま)という小社しょうしゃのこってり、今尚いまな里人りじん尊崇そんすう標的まとになってります。
廠舎しょうしゃに陣営に露営にまた野戦病院に夜を明かし、かくて二十年の出征の後に、ほおには傷痕きずあとを留め、顔はほほえみ、素朴で、平静で、崇高で、小児のごとく純潔で、フランスのためにすべてを尽し
くすんだ瀟灑しょうしゃさだったのです。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
すでに、我々の通り過ぎてきたあの山の上の無人の山荘と言い、あのちりっ葉一つ留めぬ塋域の瀟灑しょうしゃさと言い、今またこの荘厳な大殿堂と言い、その規模の雄大さ、荘厳さ、気高さにおいて、欧州一流の大都会にも未だこれほどの美しさ、これほどの見事さを、我々は見たことがなかったのであった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
見るからに蕭洒しょうしゃなバンガロー風の青ペンキ塗、平屋建で、対岸のR市から眺めると、三丁ばかり離れて建っている倫陀療養院の赤い屋根と、偶然の美しいコントラストを作っているのであるが、そのJ・P・ロスコー氏の最愛の夫人で
S岬西洋婦人絞殺事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
雲梯うんてい衝車しょうしゃの新兵器まで押し出して用いた。雲梯——雲のかけはし——とは、高さあくまで高い梯子櫓はしごやぐらである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)