“しょうしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瀟洒92.2%
樵者2.3%
潚洒1.6%
瀟灑0.8%
小社0.8%
廠舎0.8%
蕭洒0.8%
衝車0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やや肉落ちて瀟洒しょうしゃたる姿ではあるが、その炯々けいけいたる瞳はほとんど怪しきまでに鋭い力を放って、精悍の気眉宇の間に溢れて見えた。
忠直卿行状記 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
秋風や酒肆しゅしに詩うたふ漁者樵者しょうしゃ
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
陣羽織に竹の杖を持ち、潚洒しょうしゃたる姿で
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瀟灑しょうしゃな服飾を整え、豪華な邸を構え、家具調度に贅を尽し、宝石をきらめかし、文学を持ち、書籍と芸術とを愛好し、音楽を好み、詩を愛し、極めて優れた造形美術と野外劇とを有し
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
あのちりっ葉一つ留めぬ塋域の瀟灑しょうしゃさと言い、今またこの荘厳な大殿堂と言い、その規模の雄大さ、荘厳さ、気高さにおいて、欧州一流の大都会にも未だこれほどの美しさ、これほどの見事さを
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
それかあらぬか、同地どうち神明社内しんめいしゃないにはげん小桜神社こざくらじんじゃ通称つうしょう若宮様わかみやさま)という小社しょうしゃのこってり、今尚いまな里人りじん尊崇そんすう標的まとになってります。
常に剣帯をしめ、肩章は胸の上にたれ、帽章は火薬に黒ずみ、額には軍帽のために筋がつき、廠舎しょうしゃに陣営に露営にまた野戦病院に夜を明かし、かくて二十年の出征の後に、ほおには傷痕きずあとを留め
見るからに蕭洒しょうしゃなバンガロー風の青ペンキ塗、平屋建で、対岸のR市から眺めると、三丁ばかり離れて建っている倫陀療養院の赤い屋根と、偶然の美しいコントラストを作っているのであるが
S岬西洋婦人絞殺事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
雲梯うんてい衝車しょうしゃの新兵器まで押し出して用いた。雲梯——雲のかけはし——とは、高さあくまで高い梯子櫓はしごやぐらである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)