“しょうきゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小丘20.0%
承久20.0%
傷弓10.0%
小岳10.0%
小球10.0%
小給10.0%
昌休10.0%
章丘10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇賀長者の邸跡やしきあととしては、今、吾川郡あがわぐん浦戸村の南になった外海がいかいに沿うた松原に、宇賀神社と云う村社そんしゃがある。その村社の背後うしろには古墳らしい円錐えんすい形の小丘しょうきゅうもある。土地の人はこれ糠塚様ぬかづかさまと云っている。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
日坂は金谷と掛川とのあいだ宿しゅくで、承久しょうきゅう宗行卿むねゆききょうや、元弘げんこう俊基卿としもときょうで名高い菊川きくがわさとや、色々の人たちの紀行や和歌で名高い小夜さよ中山なかやまなどは、みなこの日坂附近にある。
小夜の中山夜啼石 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
然して威令の行わるる所、既に前にて後に仰ぎ、聡明の及ぶ所、反って小を察して大をわする。貧者は獄に入りてわざわいを受け、富者は経を転じて罪を免る、これ傷弓しょうきゅうの鳥を取り、つね呑舟どんしゅうの魚を漏す。
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
グレンジル伯の遺骸は(それが遺骸だとすれば)小岳しょうきゅうの小さな墓地に今日まで葬られてあるわけだ。
これは特種の赤ペンキをタップリ含んでいるピンポンだまぐらいの小球しょうきゅうにして、叩きつけると、すぐ、壊れるものなり。携帯に便にして、ポケットに四つや五つ忍ばせても大丈夫なり。
発明小僧 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)
薩摩さつま鹿児島に、小給しょうきゅうの武士の子でとし十四に成るのが、父の使つかいに書面を持つて出た。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
山や花色なる雨の薄曇うすぐもり 昌休しょうきゅう
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
それからのち二年の春、宗は小児を連れて済南さいなん章丘しょうきゅうへゆくと、路で胡服こふくをきた一人の僧に逢った。僧は容貌魁偉ようぼうかいいともいうべき人で、宗にむかって突然に訊いた。