“こやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小山90.6%
低山3.1%
小丘3.1%
湖山3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むさゝびからぬがきツ/\といつてむねへ、やがおよ小山こやまほどあらうと気取けどられるのがむねすほどにちかづいてて、うしいた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すぐ向うに古い松の木のこんもりした低山こやまがあって、それが一めんに日をいっぱい浴びながら、その何処かしらにいつも深い陰をひそませている具合
乙女おとめたちの一団は水甕みずがめを頭にせて、小丘こやまの中腹にある泉の傍から、うたいながら合歓木ねむの林の中に隠れて行った。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
湖山こやまの池も近いと聞くと、私は鳥取の方で聞いて來た湖山の長者の傳説を自分の胸にくり返して見て、おとぎ話の世界にでも心を誘はれるやうな思ひをした。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)