“こざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
故山66.7%
湖山13.3%
古参6.7%
孤山6.7%
枯山6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまたゞ一人ひとりあにであれば、あたことならみづか見舞みまひもし、ひさしぶりに故山こざんつきをもながめたいとの願望ねがひ丁度ちやうど小兒せうにのこともあるので、しからばこの機會をりにといふので
巴山人は早稲田出身の文士にてさざなみ山人門下の秀才なりしが明治三十四年同門の黒田湖山こざん相図あいはか麹町三番町こううじまちさんばんちょう二七不動のほとりに居をかまへ文学書類の出版を企てき。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「ふん、如何に中原ちゅうげんの鹿を射当てた果報者じゃとて、新役しんやくは新役、何もそうお高く留まらずとも、古参こざん一同に年賀の礼ぐらい言われぬはずはござるまいッ!」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その霧はまた東に流れて蘇堤そていをぼかしていた。眼の下の孤山こざん燻銀いぶしぎんのくすんだ線を見せていた。どうも雨らしいぞ、と思う間もなく、もう小さな雨粒がぽつぽつと落ちて来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
□今月号から日月社の安藤枯山こざん氏の御厚意で私の留守中け雑務をとつて下さることになりました。多事ながら面倒なことをお引きうけ下すつた御厚意を深く感謝いたします。