“胡服”の読み方と例文
読み方割合
こふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厚い皮革製の胡服こふくでなければ朔北さくほくの冬はしのげないし、肉食でなければ胡地の寒冷にえるだけの精力をたくわえることができない。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
それからのち二年の春、宗は小児を連れて済南さいなん章丘しょうきゅうへゆくと、路で胡服こふくをきた一人の僧に逢った。僧は容貌魁偉ようぼうかいいともいうべき人で、宗にむかって突然に訊いた。
胡服こふくきんじ、姓名せいめい漢式かんしきにした。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)