“このみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斯道44.4%
此道33.3%
此路22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもかれ斯道このみちにかけてはまつたくの門外漢もんぐわいかんであつた。したがつて、これより以上いじやう明瞭めいれうかんがへうかばなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
當に歩行あゆむ事大凡一里許と思ふ頃燈火のひかりは見えず成けるにぞ彌々いよ/\途方にくれ斯ては詮方なし然ばとてかうしては居られず何にしても此道このみちを行ば人里へ出ぬと云事は有まじと心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此路このみち眞直まつすぐまゐりますと、左樣さやう三河島みかはしまと、みちひとをしへられて、おや/\と、引返ひきかへし、白壁しらかべゆる土藏どざうをあてにあぜ突切つツきるに、ちよろ/\みづのあるなかむらさきはないたるくさあり。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)