“しどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シドウ
語句割合
斯道75.6%
祠堂13.3%
指導6.7%
至道2.2%
士道2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてその前山さんが陶製上の予備知識を絶無とはいわないが殆どというも過言ではないほど斯道しどう知識をもたれなかったこと。
と、相府のある者は、彼のすがたをよく新しい祠堂しどうの道に見るといって、人々の愚かな臆測をうち消した。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しるしたものゝなかには實驗じつけんおこなるものもあるから、教師きようし父兄ふけい指導しどうもとに、安全あんぜん場所ばしよえらびて、これをこゝろみることはきはめて有益ゆうえきなことである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この話の主人公河野こうのと云うのは宮地翁門下の一人であった。河野の名はひさし、通称は虎五郎、後に俊八しゅんぱちとも云った。道術を修めるようになってから至道しどうと云う号を用いていた。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
河野は時とするとその木村といっしょにやって来た。木村は河野と往復した書簡及びその直話じきわを筆記して、「至道しどう物語」と云う一篇の書を作ってこれを宮地翁に送って来た。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
……なお今日まで士道しどうも恥も知らぬ人間とこの官兵衛を思召してか。さまで偽り多き武士と見られていたことは何よりの無念である、心外である
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)