トップ
>
斯道
>
このみち
ふりがな文庫
“
斯道
(
このみち
)” の例文
あるいは、何かの因縁で、
斯道
(
このみち
)
なにがしの名人のこぼれ種、不思議に咲いた花ならば、われらのためには
優曇華
(
うどんげ
)
なれども、ちとそれは考え過ぎます。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
けれども
彼
(
かれ
)
は
斯道
(
このみち
)
にかけては
全
(
まつた
)
くの
門外漢
(
もんぐわいかん
)
であつた。
從
(
したが
)
つて、
此
(
これ
)
より
以上
(
いじやう
)
明瞭
(
めいれう
)
な
考
(
かんがへ
)
も
浮
(
うか
)
ばなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
だから、このような時勢に、
斯道
(
このみち
)
にこころざす者には、たえまなく、生命の危険が
伴
(
ともな
)
った。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さうして
気
(
き
)
が
向
(
む
)
けば、いくらでも、
蔵
(
くら
)
から
出
(
だ
)
して
来
(
き
)
て、
客
(
きやく
)
の
前
(
まへ
)
に
陳
(
なら
)
べたものである。
父
(
ちゝ
)
の
御蔭
(
おかげ
)
で、代助は多少
斯道
(
このみち
)
に
好悪
(
こうお
)
を
有
(
も
)
てる様になつてゐた。
兄
(
あに
)
も同様の原因から、画家の名前位は心得てゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“斯道”の意味
《名詞》
(学問や技芸などにおいて)その分野や方面。
仁義の道。人としての道。
(出典:Wiktionary)
斯
漢検準1級
部首:⽄
12画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“斯”で始まる語句
斯
斯様
斯々
斯樣
斯波
斯界
斯学
斯程
斯般
斯民