“くしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苦心72.2%
苦辛27.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが仲々なかなか、お役人方やくにんがた苦心くしんは、新聞に出ているくらいのものではありませんでした。その研究中けんきゅうちゅうの一つのはなしです。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
しかるにわたくし苦心くしんまつた無益むえきであつた。第一端艇だいいちたんてい波上はじやううかぶやなや、たちま數百すうひやくひとは、雪崩なだれごと其處そこくづれかゝつた。
崇拝して句々皆神聖視していたから一字一句どころか言語の排列までも原文にたがえまいと一語三礼の苦辛くしん
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
彼等かれらがさういふ苦辛くしんあひだつぎ身體からだつかれを犧牲ぎせいにしてまでもわづか時間じかんあひたいしてながらたがひかほることが出來できないでひくころしたこゑにのみ滿足まんぞくするほか
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)