“かいてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廻転46.2%
回転19.2%
開展11.5%
開店11.5%
回天7.7%
廻轉3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梶は、廻転かいてんしている扇風機の羽根を指差しぱッと明るく笑った栖方が、今もまだ人人に云いつづけているように思われる。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
みせは、想像そうぞうしたほどおおきくなかったが、各種かくしゅ蓄音機ちくおんきや、新型しんがた電蓄でんちくがならべてあり、レコードは、終日しゅうじつ回転かいてんしていました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いや、兎に角時局一開展かいてんだよ。たたかいこれよりチョッカイから正々堂々の陣にるんだ。見給え。僕の勧めたことが着々と事実になって来るじゃないか? ガヷナーは矢っ張り話せるよ」
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
そして、チンドンなどがまわって、開店かいてん披露ひろうをしたのであります。
海が呼んだ話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
炎日、灼土しゃくど、すべて回天かいてんの熱! そう感じられてくるのである。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヨーロッパの博物館はくぶつかんにもありますが、ふる彫刻ちようこくなどはみなだいうへせてあつて、ぼたんをせばそれが自由じゆう廻轉かいてんするようになつてをりますので、見物人けんぶつにんひとところつてゐながら
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)