“おんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恩恵75.0%
恩惠25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをどう斯う云うのは恩恵おんけい深き自然に対して正しく叛旗はんきをひるがえすものである。よしたまえ、ビジテリアン諸君、あんまり陰気なおまけに子供くさい考は。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
早くから海外に眼を放って、いつか世界的知性を帯びていたのも、畢竟ひっきょう、信長の恩恵おんけいであった。安土の高閣の一室にあった世界地図屏風びょうぶは、そっくり秀吉の脳裡に写しとられていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それはほかでもい、今迄いまゝであだかてん恩惠おんけいごとく、きはめて順當じゆんたうに、みなみからきたへと、輕氣球けいきゝゆうをだん/″\陸地りくちほうおくつてつたかぜが、此時このとき俄然がぜんとして、ひがしから西にしへとかはつたことである。
彼は燃木もえぎが火から救ひ出されると同じやうな恩惠おんけいを願ひ乞ひ求めた。
この驟雨にわかあめがあつたばかりに、其後そのゝちふかてん恩惠おんけい感謝かんしやするときた。