“うらど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
占問50.0%
浦戸25.0%
裏問16.7%
裏戸8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
占問うらどひささやくやすみ世にまたなし。
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
吸殻を落すと船腹に引付ひっついて落ちてすぐ見えなくなる。浦戸うらどの燈台が小さく見える。西を見ると神島が夕日を背にして真黒に浮上がって見える。
高知がえり (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
自分じぶんたのは、とこゝろ唯吉たゞきち裏問うらどひかける。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
風呂桶ふろをけそばでは四十五十に百姓ひやくしやう一同みんな愉快相ゆくわいさうにどよめいた。おつぎが手桶てをけつたとき勘次かんじ裏戸うらど垣根口かきねぐちにひよつこりとた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれまた裏戸うらどくちつてたが、掛金かけがねにはせんしたとえてうごかなかつた。卯平うへいはそれから懷手ふところでをしたまゝくせしたらしながら悠長いうちやう自分じぶんせま戸口とぐちつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)