“いくかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾回66.7%
幾階33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はこれをかず、初め江東の子弟八千をひきいて西し、幾回いくかいの苦戦に戦没せんぼつして今は一人の残る者なし、かかる失敗の後に至り、何の面目かた江東にかえりて死者の父兄を見んとて
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ものにおびえるようなつきは、幾回いくかいとなく、ゲリゾン注射ちゅうしゃや、ぶどうとう注射ちゅうしゃや、ときには輸血ゆけつをもしなければならなかったので、そのたび苦痛くつううったえて、さけ事実じじつかたるのであります。
雲と子守歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
夫婦ふうふきてふたゝ天日てんじつあふぐのは、たゞ無事ぶじしたまで幾階いくかいだんりる、そればかり、とおもふと、昨夜ゆふべにもず、爪先つまさきふるふ、こしが、がくつく、こほつてにくこはばる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)