“戦没”の読み方と例文
読み方割合
せんぼつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駿州すんしゅう清見寺内せいけんじない石碑せきひあり、この碑は、前年幕府の軍艦咸臨丸かんりんまるが、清水港しみずみなとたれたるときに戦没せんぼつしたる春山弁造はるやまべんぞう以下脱走士のめに建てたるものにして
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
当時随行ずいこう部下の諸士が戦没せんぼつし負傷したる惨状さんじょうより、爾来じらい家に残りし父母兄弟が死者の死を悲しむと共に、自身の方向に迷うて路傍ろぼう彷徨ほうこうするの事実を想像し聞見もんけんするときは
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
はこれをかず、初め江東の子弟八千をひきいて西し、幾回いくかいの苦戦に戦没せんぼつして今は一人の残る者なし、かかる失敗の後に至り、何の面目かた江東にかえりて死者の父兄を見んとて
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)