“いくくわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
幾回100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左舷(さげん)に紅燈(こうとう)の海上法(かいじやうはふ)を守(まも)り、停泊(とゞ)まれる船(ふね)は大鳥(おほとり)の波上(はじやう)に眠(ねむ)るに似(に)て、丁度(ちやうど)夢(ゆめ)にでもあり相(さう)な景色(けしき)! 私(わたくし)は此樣(こん)な風景(ふうけい)は今迄(いまゝで)に幾回(いくくわい)ともなく眺(なが)めたが
幾回(いくくわい)ものカンフル注射(ちうしや)が施(ほどこ)されて、皆(みな)は彼女(かのぢよ)の身内(みうち)の者(もの)が、一人(ひとり)でも來(き)てくれる事(こと)を待(ま)ち望(のぞ)んでゐたが、電報(でんぱう)を打(う)つたにも拘(かゝは)らず、誰一人(たれひとり)、たうとう來(こ)なかつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)