“あさまゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝參66.7%
朝参33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太郎樣たらうさまへの朝參あさまゐりはかゝさんが代理だいりしてやれば御免ごめんこふむれとありしに、いゑ/\ねえさんの繁昌はんじようするやうにとわたしぐわんをかけたのなれば、まゐらねばまぬ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
所持しよぢせし事故を糺されしに申口不分明ふぶんめい故町奉行所へ送りになり入牢申付られたり因て女房は大いにおどろき己病中なれども夫の罪のかるく濟やうにとて茅場町かやばちやう藥師やくし朝參あさまゐりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見合せ居たりしが忠兵衞やがて長庵に向ひ長庵殿如何に貴殿きでんうらみ有などと云ふ事は思ひもよらされども八ヶ年以前八月廿八日のあかつかた平川天神へ私し朝參あさまゐりのもどがけ同所裏門前にて貴殿にあひし時衣類いるゐの血を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あふれる水にれた御手洗みたらしの石がひるがへる奉納ほうなふ手拭てぬぐひのかげにもうなんとなくつめたいやうに思はれた。れにもかゝはらず朝参あさまゐりの男女は本堂の階段をのぼる前にいづれも手を洗ふめにと立止たちどまる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)