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『音楽時計』
ふりがな文庫
『
音楽時計
(
おんがくどけい
)
』
階下では晩にさえなると、音楽時計が鳴りはじめた。ばらばらな音いろではあるが、静かにきいていると不思議に全てがつながれ合った一つの唱歌をつづり合してきこえた。昨日も今夜も、毎日それがつづくのである。ネジがなくなるにしたがって、音色が次第に物憂 …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「少女の友 第十四卷第一號」實業之日本社、1921(大正10)年1月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
首肯
(
うな
)
全
(
すべ
)
回復
(
なお
)
湿
(
し
)
微笑
(
わら
)
湿
(
うるお
)
柔
(
やさ
)
再度
(
にど
)
既
(
も
)
定
(
きま
)
懈
(
だる
)
必然
(
きっと
)
辷
(
すべ
)
昂奮
(
こうふん
)
椎
(
しい
)
止
(
や
)
雨脚
(
あまあし
)
関
(
かま
)
湿
(
しめ
)
痩
(
や
)
癒
(
なお
)
身体
(
からだ
)
白瓜
(
しろうり
)
皺
(
しわ
)
稍々
(
やや
)
竹紙
(
ちくし
)
経
(
た
)
蒼白
(
あおじろ
)
藻掻
(
もが
)
覗
(
のぞ
)
安堵
(
あんど
)
何時
(
いつ
)
保
(
も
)
俯向
(
うつむ
)
其処
(
そこ
)
刷毛
(
はけ
)
匂
(
にお
)
厭
(
いや
)
吐
(
つ
)
唸
(
うな
)
囁
(
ささや
)
服
(
の
)
微
(
かす
)
微笑
(
ほほえ
)
愉
(
たの
)
慌
(
あわ
)
懶
(
ものう
)
何処
(
どこ
)
曳出
(
ひきだ
)
最
(
も
)
有
(
も
)