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鼻梁
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はなばしら
ふりがな文庫
“
鼻梁
(
はなばしら
)” の例文
ただし虎の
髑髏
(
されこうべ
)
を獅のと較べると獅の
鼻梁
(
はなばしら
)
と上顎骨が一線を成して額骨と
画
(
わか
)
れ居るに虎の鼻梁は上顎骨よりも高く額骨に突き上り居る
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
柄頭で敵の
鼻梁
(
はなばしら
)
を突き、空いている方の左手で、敵の
人中
(
じんちゅう
)
を
拳
(
こぶし
)
当て身! ただしこの術には制限があって、誰にも出来るというものではなかった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
重たげに
艶々
(
つやつや
)
しい若衆まげ、黒く大きく切れ長な目、通った
鼻梁
(
はなばしら
)
、
綻
(
ほころ
)
びる紅花にも似てえましげな唇、そして白つつじをかざした手のあのしなやかさ!
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
剃刀を振ると、
鼻梁
(
はなばしら
)
を横に切られた折助の一人が、
呀
(
あ
)
ッと言って
面
(
かお
)
を押える、
紅殻
(
べにがら
)
のような血が玉になって飛ぶ。
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
大久保
(
おほくぼ
)
はちらとそれを
見
(
み
)
ると、いきなり
険悪
(
けんあく
)
な
目
(
め
)
をして、「ちよツ」と
苛々
(
いら/\
)
しげに
舌
(
した
)
うちしながら、
拳
(
こぶし
)
をかためて、
彼女
(
かのぢよ
)
の
鼻梁
(
はなばしら
)
を
火
(
ひ
)
が
出
(
で
)
たかと
思
(
おも
)
ふほど
撲
(
なぐ
)
りつけた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
顔中に薄い
痘痕
(
あばた
)
があったが、目は細く光って
眦
(
まなじり
)
が上り、
鼻梁
(
はなばしら
)
が高く通って、
精悍
(
せいかん
)
な気象を示したが、そのげっそりと
下殺
(
しもそ
)
げした頬に、じりじり生えている
髭
(
ひげ
)
が、この男の風采を淋しいものにした。
船医の立場
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
蠅の
嘴
(
くちばし
)
、蚊の
鼻梁
(
はなばしら
)
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
“鼻梁”の意味
《名詞》
鼻 梁 (はなみね, びりょう)
眉間から鼻の先までの部分。
(出典:Wiktionary)
鼻
常用漢字
小3
部首:⿐
14画
梁
漢検準1級
部首:⽊
11画
“鼻”で始まる語句
鼻
鼻緒
鼻汁
鼻頭
鼻唄
鼻面
鼻息
鼻孔
鼻腔
鼻糞