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鬼畜
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きちく
ふりがな文庫
“
鬼畜
(
きちく
)” の例文
鬼畜
(
きちく
)
か悪魔か、とにかくすこしも油断はならない。望月大尉は、二号艇へ「警戒せよ」と、テレビジョンの中から手先信号で、注意をあたえた。
宇宙戦隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
一二一
鬼畜
(
きちく
)
のくらき
眼
(
まなこ
)
をもて、
一二二
活仏
(
くわつぶつ
)
の
一二三
来迎
(
らいがう
)
を見んとするとも、
一二四
見ゆべからぬ
理
(
ことわり
)
なるかな。あなたふとと、
頭
(
かうべ
)
を
低
(
た
)
れて
黙
(
もだ
)
しける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
元来、端公という職は、冷血、
鬼畜
(
きちく
)
のごとく、眼光、
隼
(
はやぶさ
)
のようでなければ、勤まらないといわれているのだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
腐れた
屍
(
しかばね
)
に
胆
(
きも
)
を冷やし、人間のする
鬼畜
(
きちく
)
の
業
(
ごう
)
を
眼
(
まなこ
)
にするうち、度胸もついて参ります、
捨鉢
(
すてばち
)
な
荒
(
すさ
)
びごころも出て参ります、それとともに、今日は人の身、明日はわが上と
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
諸戸の想像した通りだとすれば、彼の父の丈五郎は、その
身体
(
しんたい
)
の醜さに輪をかけた
鬼畜
(
きちく
)
である。世に比類なき極重悪人である。悪業
成就
(
じょうじゅ
)
の為には恩愛の情なぞを顧る
暇
(
いとま
)
はないであろう。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
それは何んと、
長襦袢
(
ながじゆばん
)
を踏みはだけた寢亂れ姿、髮が少し亂れて、
銀簪
(
ぎんかんざし
)
を振り冠つた青い顏——
藍
(
あゐ
)
を塗つたやうな
鬼畜
(
きちく
)
の顏——
紛
(
まぎ
)
れもない、内儀のお輝の血に
渇
(
かわ
)
く、物凄い顏だつたのです。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
腐れた
屍
(
しかばね
)
に
胆
(
きも
)
を冷やし、人間のする
鬼畜
(
きちく
)
の
業
(
ごう
)
を
眼
(
まなこ
)
にするうち、度胸もついて参ります、
捨鉢
(
すてばち
)
な
荒
(
すさ
)
びごころも出て参ります、それとともに、今日は人の身、明日はわが上と
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
「みろ、みろ、おのれ
鬼畜
(
きちく
)
め。わすれるな良兼」
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“鬼畜”の解説
鬼畜(きちく)は、人を人とも思わないような残酷な行為、また性的行為を含む非道な行為をする人間を指して言う。
(出典:Wikipedia)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
畜
常用漢字
中学
部首:⽥
10画
“鬼”で始まる語句
鬼
鬼神
鬼魅
鬼子母神
鬼火
鬼灯
鬼門
鬼瓦
鬼婆
鬼気