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きちく
ふりがな文庫
“きちく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鬼畜
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼畜
(逆引き)
腐れた
屍
(
しかばね
)
に
胆
(
きも
)
を冷やし、人間のする
鬼畜
(
きちく
)
の
業
(
ごう
)
を
眼
(
まなこ
)
にするうち、度胸もついて参ります、
捨鉢
(
すてばち
)
な
荒
(
すさ
)
びごころも出て参ります、それとともに、今日は人の身、明日はわが上と
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
諸戸の想像した通りだとすれば、彼の父の丈五郎は、その
身体
(
しんたい
)
の醜さに輪をかけた
鬼畜
(
きちく
)
である。世に比類なき極重悪人である。悪業
成就
(
じょうじゅ
)
の為には恩愛の情なぞを顧る
暇
(
いとま
)
はないであろう。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それは何んと、
長襦袢
(
ながじゆばん
)
を踏みはだけた寢亂れ姿、髮が少し亂れて、
銀簪
(
ぎんかんざし
)
を振り冠つた青い顏——
藍
(
あゐ
)
を塗つたやうな
鬼畜
(
きちく
)
の顏——
紛
(
まぎ
)
れもない、内儀のお輝の血に
渇
(
かわ
)
く、物凄い顏だつたのです。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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