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高祖頭巾
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こそづきん
ふりがな文庫
“
高祖頭巾
(
こそづきん
)” の例文
良い女でした、蒼白い品の良い顏を見違へる筈もありませんが、何分、お
高祖頭巾
(
こそづきん
)
を
冠
(
かぶ
)
つて居たので、覗いて見るわけにも參りません
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
糸織
(
いとおり
)
の
小袖
(
こそで
)
を
重
(
かさ
)
ねて、
縮緬
(
ちりめん
)
の
羽織
(
はおり
)
にお
高祖頭巾
(
こそづきん
)
、
脊
(
せい
)
の
高
(
たか
)
き
人
(
ひと
)
なれば
夜風
(
よかぜ
)
を
厭
(
いと
)
ふ
角袖外套
(
かくそでぐわいとう
)
のうつり
能
(
よ
)
く、では
行
(
い
)
つて
來
(
き
)
ますると
店口
(
みせぐち
)
に
駒下駄
(
こまげた
)
直
(
なほ
)
させながら、
太吉
(
たきち
)
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「お
高祖頭巾
(
こそづきん
)
を深く
冠
(
かぶ
)
つた若い女で、中へ通らずに、いきなり見料に小判を光らせて、あの謎を見せたと見ふんで——」
銭形平次捕物控:153 荒神箒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お京はお
高祖頭巾
(
こそづきん
)
目深
(
まぶか
)
に風通の羽織着て
例
(
いつも
)
に似合ぬ宜き
粧
(
なり
)
なるを、吉三は見あげ見おろして、お前何處へ行きなすつたの、今日明日は忙がしくてお
飯
(
まんま
)
を喰べる間もあるまいと言ふたでは無いか
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
京
(
きやう
)
はお
高祖頭巾
(
こそづきん
)
眉深
(
まぶか
)
に
風通
(
ふうつう
)
の
羽織
(
はおり
)
着
(
き
)
て
例
(
いつも
)
に
似合
(
にあは
)
ぬ
美
(
よ
)
き
粧
(
なり
)
なるを、
吉三
(
きちざう
)
は
見
(
み
)
あげ
見
(
み
)
おろして、お
前
(
まへ
)
何處
(
どこ
)
へ
行
(
ゆ
)
きなすつたの、
今日
(
けふ
)
明日
(
あす
)
は
忙
(
いそ
)
がしくてお
飯
(
まんま
)
を
喰
(
た
)
べる
間
(
ま
)
もあるまいと
言
(
い
)
ふたではないか
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
祖
常用漢字
小5
部首:⽰
9画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
巾
常用漢字
中学
部首:⼱
3画
“高祖”で始まる語句
高祖
高祖遺文録