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須彌
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しゆみ
やがて
元も
子も
摺つて
情なき
樣子が
思はるゝと
後言も
有けらし、
須彌も
出たつ
足もとの、
其當時の
事少しいはゞや、
茨につらぬく
露の
玉この
與四
郎にも
戀は
有けり
も
欺き
負すべけれども
爰に一ツの
難儀といふは
師匠の口から彼者は
幼年の内
斯樣々々にて某し
養育せし者なりと云るゝ時は
折角の
巧も急ち
破るゝに相違なし七歳より十二歳まで六ヶ年が
其間養育の恩は
須彌よりも高く
滄海よりも深しと雖ども
我大望には
替難し此上は是非に及ばず
不便ながらも師匠の感應院を